あの授業参観のふわふわとした空気。それを追体験でき、懐かしくなりました

 すごく愛が感じられる。場面を想像すると微笑ましい気持ちになりました。

 とある授業参観の日。そこでユウトくんが作文を読み上げる。
 お母さんについて。お母さんが看護師をして普段から頑張っていること。

 お母さんの人となり、どれだけ日々を一生懸命に生きているか。
 その上で示される、「今日に向けてのお母さん」の話。

 こんな感じにユウトくんの作文が読まれるごとに、教室の中の空気があたたまっていくのが伝わってきます。
 話に耳を傾けていた保護者たちや生徒たち。「お母さん」の姿がきっとそれぞれの心の中で描かれただろうな、と思います。

 そして、迎える瞬間。

 授業参観の空気というのは誰もが覚えのあるものだと思います。だからこそ、その場の空気みたいなのが鮮明にイメージされます。あのちょっと照れくさいような、あのふわふわしたような感じ。
 そういう懐かしい光景を追体験できる、そんな素敵な作品でした。

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