宮本さんらしい優しさに溢れた心温まる良き物語だと思いました。
ユウちゃんとハルカ、どこかで聞いたなと思ったら、過去作のキャラでした。
この夫婦のラブラブ度合いは私の作品に出てくるキャラであるアランと詩織に負けてない(笑)
小学校の授業参観、トップバッターで作文を読むユウトの作文は、両親(ユウちゃんとハルカ)のことを赤裸々に書いていた。二人のラブラブな事、お母さんよりお父さんの方が料理が上手い事など。
作文を読み終えた時、入って来たハルカ(お母さん)に、周りの保護者からのお祝いの言葉が。それはなぜかというと、おっと、そこは読んでからのお楽しみ!
授業参観という遠い昔(私には)を思い出すイベントを題材に、“祝い”というお題で半日で書き上げたのもすごいと感じた。さすがの発想力!
過去作を読んでなくても楽しめます。おススメです♪
すごく愛が感じられる。場面を想像すると微笑ましい気持ちになりました。
とある授業参観の日。そこでユウトくんが作文を読み上げる。
お母さんについて。お母さんが看護師をして普段から頑張っていること。
お母さんの人となり、どれだけ日々を一生懸命に生きているか。
その上で示される、「今日に向けてのお母さん」の話。
こんな感じにユウトくんの作文が読まれるごとに、教室の中の空気があたたまっていくのが伝わってきます。
話に耳を傾けていた保護者たちや生徒たち。「お母さん」の姿がきっとそれぞれの心の中で描かれただろうな、と思います。
そして、迎える瞬間。
授業参観の空気というのは誰もが覚えのあるものだと思います。だからこそ、その場の空気みたいなのが鮮明にイメージされます。あのちょっと照れくさいような、あのふわふわしたような感じ。
そういう懐かしい光景を追体験できる、そんな素敵な作品でした。