【比較神話学】スサノオは月神だった

### 一次資料（日本）

- 『古事記』——三貴子誕生、スサノオの泣きわめき、オオゲツヒメ殺害、大年神系譜、オオクニヌシ神話

- 『日本書紀』——三貴子誕生（異伝含む）、ツクヨミによる保食神殺害（一書）

- 『万葉集』——「月読の持てるをち水」（巻十三・三二四五）

- 『延喜式』神名帳——壱岐・月讀神社の記載

### 近世史料

- 壱岐の地誌（延宝四年／一六七六年）——月讀神社が「山神」と記載

### 研究文献（日本）

- 本居宣長『古事記伝』——「年とは穀のことなり」

### 研究文献（比較神話学・宗教学）

- ミルチャ・エリアーデ『聖と俗』——月の死と再生の象徴性

- ジェームズ・フレイザー『金枝篇』——バナナ型神話の命名と分類

### 世界神話

**メソポタミア**

- シン（ナンナ）——月神、ウルの守護神

- シャマシュ——太陽神

**エジプト**

- トト——月神、死者の魂の審判者

**ギリシャ**

- セレネ——月女神

- アルテミス——月・狩猟・死の女神、アポロンの双子

**インド**

- チャンドラ（ソーマ）——月神、水を司る

**中国**

- 嫦娥——不死の薬を飲み月に逃げた女性

**北欧**

- マーニ——月神、ソールの兄弟

- ハティ——月を追う狼

**インカ**

- ママ・キヤ——月女神、インティの妻

**イヌイット**

- イガルク——月神、至高神

**アイヌ**

- クンネチュプ——月の神

- ペケレチュプ——日の神

**アフリカ**

- バントゥ族の月神話——月の満ち欠けと人間の死

**インドネシア**

- トラジャ族の神話——石とバナナの選択