本当の絆と云う物は、傍目からは理解出来ない物なのかも知れない。

それは、まだ昭和の時代の色濃く残っていた頃のお話。
語り手の亡くなった祖母の葬式に最後に訪れた謎の老婆。悍ましさすら感じるこの人物の正体は……。

読後、様々な感情の込み上げて来る素晴らしい短編です。こういう話をサラッとかける著者の力量に、只々脱帽です。

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