手袋という言葉から、あれこれと連想ゲームの様に広がって行く作者様の世界観が仄見えて、読んでいてとても心地良く浸る事が出来ました。こう云う自在さ、自由な広がりを感じられるのが、俳句の面白い所ですね。
心に移り行くよしなし事を、そこはかとなく書き綴れば……、と云った処でしょうか。
まるで童話集を読む様な温かな俳句の数々『手袋を買いに』『ゴンぎつね』蜜柑、鉄棒の逆上がり、猫、炬燵、雪 猫用帽子…。目に見えるもの、そして目に視えないもの それらは様々に温かく、寒い冬を…続きを読む
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