とても強い導入と、感情の設計がうまい作品だと思います
- ★★★ Excellent!!!
「恋=選択」
「誰かを選ぶことは、誰かを閉ざすこと」
「正解のない選択を引き受ける覚悟」
この軸が、一切ブレていない。
特に、「弱くて何が悪いの」
この一言は、
・ギルバートの価値観
・学園社会の価値観
・物語全体の問い
全部に刃が立っていて、かなり強い。
三人の男性キャラの役割分担が明確です。
ルイ:守ることに人生を捧げた従者(=自己否定型の愛)
ギルバート:秩序と責任を背負う王族(=世界を選ぶ男)
ロイド:未来を知って距離を取る観測者(=選ばない男)
しかも全員、アイリスを「好きになる理由」
アイリスにとって「選ぶと失うもの」
が最初から仕込まれてる。
これはラブストーリーとしてかなり誠実で面白いです。