泣いても許されないけどお漏らしなら……そんなことはない……のかな
- ★★★ Excellent!!!
親族には嫌われ、おまけに親に因縁のある悪魔にも狙われる幼い主人公。
その毎日はいじめられるし脅されるし、最悪の一言。
それなのに、どこか明るく元気なのは、めげずに恐怖に対して泣くだけでなく、うっかりおもらししてしまうという、ある種ユーモラスな主人公のなせる業なのか。
しかも、この境遇にめげずどうにも心根は真っ直ぐ(?)で、見ていて随分気持ちもよい。しかも、一見おどろおどろしい取り巻きの悪魔には随分とかわいい側面も。話が進むごとに、どうやら理解者もいるようで、読めば読むほど魅力が出てくる素敵はお話です。
筆致もどこか親しみやすく、とても楽しく読める一作です。