音と空気を五感で味わう。日常の解像度と、クールな走行描写が光る一作
- ★★★ Excellent!!!
一気読みさせていただきました。
まず驚かされたのは、その「描写の解像度」です。
昼休みの食堂の喧騒、テーブルのぬるい温度、ストローが氷を噛む音……。
何気ない日常のワンシーンが、まるで高画質の映画を見ているように、鮮明な映像と音で脳内に再生されます。
ストーリーを追うだけでなく、「その場の空気」そのものを楽しませてくれる文体だと感じました。
そして、その解像度の高さはバトルシーンでも健在です。
淡々と、しかし正確に刻まれる操作の描写。
短いセンテンスで畳み掛けるようなリズムは、まるでBGMに乗せて走るPVのようなクールな疾走感があります。
熱血とはまた違う、ドライバーと車が静かに対話するような「ストイックなカッコよさ」を感じました。
あと、舞台の "合法的に攻められる 有料の峠" が、個人的にすごくうらやましかったですw
速さだけではない、じっくりと味わえる車小説を探している方におすすめです。
続きも楽しみにしています!