瞼の裏にうつる幻は、幻ではなかった。

目を閉じればそこに浮かぶ、この世ならざる数多の光景。
そんな幻どもの中のひとつ、そこに現れたある人と、少年は言葉を交わした。
それはきっと幻のはず、けれども彼は、自分は生きていると言う。
幻とも現ともつかぬその交流。その絆は、けれど確かに力強く、彼の目から迸り出た。

不可思議にして、心に何かを残してくれる物語です。

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