ハードSF×バディ刑事×人形バトルという要素が非常に噛み合っていて

ハードSF×バディ刑事×人形バトルという要素が非常に噛み合っていて、世界観の密度とエンタメ性が高いです。
未来設定の説明量は多めですが、単なる設定開示に終わらず、キャラクターの会話や行動に自然に絡めているため、読者を置き去りにしません。

また 世界観の構築力が強いです。

西暦2567年という未来
反重力車・ゼログラ・空間投影
機械義肢化への反対思想
世界最大手IT企業POW.C

これらがバラバラに説明されず、街の描写や刑事の日常、テレビ中継などを通して立体的に提示されているのが非常に巧みです。

他にキャラクターの掛け合いが生き生きしています。

中島隼人の無愛想で偏屈、でも人形愛が強いところ
晴橋雄二の軽薄さと不憫さ
神原椎子のキンキン声+有能というギャップ

会話が説明臭くならず、性格が一瞬で伝わるテンポが心地いいです。
特に晴橋の「こないっすねえ」の反復は、間延びせず「待機任務のダルさ」をよく表しています。

人形使い(パペッティア)の設定が魅力的で大変面白かったです。

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