第5話
だいぶん?以前に、クリスマスにちなんでなにかアイディアは? と思案していて、「クリスマス・イヴ」か…そういえば「パラサイト・イヴ」というのがあったなあ…その話に引っ掛けて、「クリスマス・イヴ」というSFストーリーを捏造してみようか? とかいい加減に思案が進んで、「パラサイト・イヴ」のあらすじを調べてみると、「人造人間の、人造物なるが故の先天的な欠陥、そういうもののために人造人間が暴走して怪物のようになっていく…」とか、大体そんな話であった。
理系の知識が必要なSFらしいと、それは知っていましたが、で、これのパロディと言うと、…と、また思案していって、「キリストというのはだいたいが自己犠牲の象徴みたいなところがあって、普通のエゴを逆転して、それを「愛」というというと、そういう倒錯した発想みたいにも思える。 そういう特質の人間が生まれて、でカリスマになったというのはつまり、設計された人造人間であり、やはり人造物、遺伝子組み換え野菜みたいな欠陥があり、…
キリストという存在を、なんだか冒涜するようなアイディアが浮かんだわけです。
で、漠然とそのアイディアがそのままなんですが、敷衍をしていない。
要するに「キリスト=アンドロイド」で、「それゆえのフリーキーなところが、キリスト教のある種のゆがみ? にも思える倒錯につながっている」
そこまでで、なんだかタイトルに添うようなストーリーの骨格はできている。
そこから、キリストを創作した何かがあって、なぜ、創作したのか? 意図や目的は? で、思惑を裏切るような欠陥ロボット?に、キリストはなってしまった。
それからどうなってきたのか? 今後どうなるのか?
そういうところはタブララーサ。
「ミッシングリンク」説を援用して、造物主に当たる何かの計画が、人類社会の救済目的の超カリスマをもたらすために、イエスキリストというカリスマを予定調和的に歴史にすべりこませようとしたのだが、なんらかの、エラーが生じてしまって、で、人類の歴史は戦争だらけになった…それを、ご都合主義的なユーモアぽく書いてもいいかもしれない。
「パラサイト・¥イヴ」の作者がアイディアに詰まってパロディを書きだしたという設定にしてあるので、本編をまず読まないとなあ、と、そこから頓挫しています。
12月19日の、「人声天語」。 夢美瑠瑠 @joeyasushi
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