未知かつ無知。それは無恥。

未知の対象に未知及び無知のまま挑む行為は、無謀か蛮勇か、それとも大罪か。
冒涜的……というのも収まりがいいかもしれない。
相手が神とおぼしきモノであるのなら、殊の外。

「未だ知らない」。この言葉。
現状の説明として機能することもあれば、免罪符として機能することも多々。
しかし、そもそもの話、無知の知をしんから理解している者がこの世にどれほどいることか。
知っているつもりで安心してしまってはいないだろうか。

未知と無知を絡めた思考から導かれていく、無知への恐怖と好奇心・探究心を擽られる結末は必見だ。

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