“偽”ならぬ“偽”。

二十四節気七十二候とともに進む偽短歌/偽俳句集もついに第五弾!
季節の移り変わりを感じる景色や御作のワンシーンを切り出した作はもちろんのこと、
他者の作品に着想を得た歌や句にも氏のセンスが冴える。
ここまでハイレベルとなると、個人的には、『偽』の意味は『紛い物』ではなく
『作為』=殊更手を加えること、という意味で採りたい。
吹きすさぶ冷たい風の中であろうと、布団から這い出て外を散策したくなる一作が
きっとあなたを待ち詫びている。

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