愛のないはずの結婚に、確かにある愛

短いお話の中に、政略結婚で嫁がされる姫君の高貴さとしたたかさ、その姫を娶る王子の捨てきれない人としての優しさが詰まっていました。
真実を見抜く目を持ち、夫となる者を支えていく。己の戦に向かう姫がとてもかっこよかったです!
姫はよき理解者となり、二人は支え合ういい夫婦になるんだろうなぁと……。そんな希望のある物語でした。すごくよかったです!