美しく、そして強かに。幸せへの前日譚。

政略結婚と聞くと、やはり少しネガティブな印象を持ってしまいませんか。私は持ってしまうんです。
仮に自分がしろと言われたら、嬉しいですか? 私はちっとも嬉しくない。
好きになれるかも分からない相手と、一生を添い遂げる相棒になれと命令される。貴族や王族社会においては当たり前であるとはいえ、他人に決められた人生を強制されることに、多少なりとも彼らにはストレスがあったと思うんです。

が、しかしぃーー!!
この作品の姫さまは、強い!!

ただ強いだけではなく、その背景や精神性が理屈っぽくなく語られるので、彼女の気高い考え方がすぅーっと入ってくる。

素晴らしい権力者です。
彼女なら、きっと政略結婚であろうとも、幸せな人生を歩む……いや、もぎ取っていくでしょう。彼らの行く末については全く触れられていないのに、なぜかそう確信できる。

幸せへと繋がる、政略結婚。
みなさまも是非ごらんあれ!

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