憑き纏う息子の幽霊と一人の志士の物語
- ★★★ Excellent!!!
幕末の動乱、新選組の姿を山南敬助、もといその息子の亡霊の視点から語る物語。
当時の様相を生き生きと描き切る作者の筆致もさることながら、語り手としての幼子の様子も恨みが籠り、さすがの亡霊と言わざるを得ないのが印象的です。
そんな亡霊が、山南敬助を通して何を見、何を思うのか。ぜひ、最後まで読み切っていただきたい短編です。
幕末の動乱、新選組の姿を山南敬助、もといその息子の亡霊の視点から語る物語。
当時の様相を生き生きと描き切る作者の筆致もさることながら、語り手としての幼子の様子も恨みが籠り、さすがの亡霊と言わざるを得ないのが印象的です。
そんな亡霊が、山南敬助を通して何を見、何を思うのか。ぜひ、最後まで読み切っていただきたい短編です。