猛毒を珍味に変えた日本人、恐るべし!

フグと言えば、現代では免許を持つプロだけが調理を許される猛毒の持ち主。

しかし、石川県にはフグの中でも最も毒素が強い卵巣を、数年かけて無毒化させた「ふぐの子糠漬け」という驚天動地の珍味が存在します。

本作は、現代科学をもってしても完全には解明されていない(どうして無毒化されるのかわかっていません)「ふぐの子糠漬け」が生まれた経緯について、ユーモア溢れる妄想を交えて迫る極上のエッセイです。

何より、遠部さんは文章がめちゃくちゃ上手いんですよね。読むのが大変気持ちの良い文章を書かれます。

とっても読みやすくておもしろいエッセイを、ぜひあなたもお読みください!

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