遺跡から出土した摩訶不思議な形の土器、それが示すものとは一体……!?
- ★★★ Excellent!!!
穴穿(あなほぢ)遺跡群……古墳時代前期のものと思われた遺跡であるが、発掘中、妙なものばかりが出土された。
当時の日本にはないはずの徳利の形の窯跡、ローマ数字らしき文字のかかれた破片、さらには雑巾を絞ったように捻じれている刀剣など……。
そして、極めつけが「クラインの壺」のような土器である。
当時、この場所では何が起こったのか……物語は時代を遡り、とある姫巫女が土をこねくり回す男を探すところから始まる――。
不思議かつ魅力的な世界観の設定に脱帽しました!
また、世界観だけでなく、登場人物たちの織りなすドラマもお見事!
世の理を探求する男、己の役割に閉塞感を感じつつもその役目に殉じる巫女、そして欲深くずる賢くて端正な顔立ちの皇子……三人の行動は、この世界をどのような方向へ運んでいくのでしょうか!?
クラインの壺をテーマにした、心を揺さぶられる感動巨編!(短編なのが驚きです!)
是非ともご一読を!!!