忘れ去られた、神々の、遊び
- ★★★ Excellent!!!
スーツ姿で、何かを探している男に会ったら声をかけてみましょう。
そいつはおそらく、……まあ本来なら、正月に会えばハッピーを与えてくれる存在なのですが、
今は存在を忘れ去られ、ただの「のっぺらぼう」という妖怪に成り下がった悲しき妖怪に
ございます。
物語は、この、驚かせたいんだか笑かしたいんだか、この怪しい妖怪が、ある母娘に声をかけられ、仕事をしたつもりが……おや? 思ってる反応と違うぞ?
という物語にございます。
皆様のいう通り、まあ、彼の方と、彼の方がまさかそんな方々だったとは……ねえ。
スーツ姿で二人で並んだら、時期的にも THE 漫才に出られそうですね。
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以下、ネタバレを含みますよ。未読の方はご反転願います。
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さて、現在黒沢先生に風邪を伝染そうと画策している私から、
皆様に朗報がございます。
もちろん黒澤先生は、この物語の続編を書くことを予定してございまして。
ええ。今年中に発表される予定です。
『お二人』が再開したのが正月から一ヶ月経っているということで、
2026年は2月のある日のことでした。
「ふくわらいをやってみたい」
と言う綾子ちゃんの元に帰ってきたのっぺらぼう。
喜んでさせて見せたら、案の定、いや、想像以上に妙ちくりんな顔になってしまい申した。
相方のスレンダーマンにも笑われ、傷心ののっぺらぼう、いや、もはや、変な顔の男。
彼はその怒りから、福禄寿を辞め、
慈英尊(じえいそん)と名を改もうした。そして妙ちくりんな顔をマスクで隠し、
相変わらず人々を追いかけまわる危険人物となり申した。
なんでも綾子ちゃんが福笑いをやったのが、
2026年の、2月の13日、金曜日だったために、
以後彼は13日の金曜日になると現れては、人の顔を笑うやつをしばいていく……
このような悲しい物語を執筆中にございます!!
ご期待ください!!!