呪いより日常が強敵な件について

呪術ものだと思って読み始めたら、
気付いたら「状況が一番ヤバいのは日常」になってるのが面白すぎるw

シリアスな呪い、ちゃんと理屈のある術、覚悟を決める主人公――
全部しっかり描いてるのに、
それを平然と踏み越えてくる人間関係と空気感がクセになる。

重いはずのテーマなのに、
読んでる側はなぜか笑ってしまう。
でも油断すると、ちゃんと心に刺してくる。

「戦うしかない理由」と
「戦わなくていいはずの感情」が同時に襲ってくるタイプの作品で、
気付いたら次の話を押してるやつです。

呪術×人間関係×変な居心地の良さ。
これは続きが気にならないわけがないw

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