概要
【あらすじ】
山に囲まれた田舎町で、地味に、目立たず、平和に高校生活を送りたい――そんな慎ましい願いを抱く拝み屋の跡取り・合儀肺助。しかし、たった一つの『しょうもない依頼』が、彼を『はぐれ呪術師たち』の利権争いへと巻き込み、大騒動に発展していく。
学校でも評判の美人な先輩陰陽師・阿賀谷戸命香の策略により、十六歳で彼女と結婚してしまった合儀肺助は、甘く幸せな結婚生活に涙したり、ゴルフ場建設を目論み肺助の幼馴染の少女瀬路原ノツルに取り込む呪術師と戦ったり、苦手だったギャル・夜風和留に誑かされて逃避行という名のデートへ旅立ったり――恋と殺意が紙一重の人間関係が、肺助へ襲い掛かる
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- ★★★ Excellent!!!ー読んだ瞬間、貴方は『面白さ』の呪いにかかり一目惚れします…!
『拝み屋』の家系に生まれた肺助は、純情柔道部員に頼まれ、美人で大和撫子な先輩・阿賀谷戸命香への告白を手伝う羽目に!
その銀杏の木の周囲に呪術をかけて恋愛ゲームあるあるの「伝説の木」って呼んじゃうあたりももう大爆笑でした。
命香先輩の描写「…伸びた背は芍薬を、瞳の大きく深きは夜空より遠く、何より胸や腰の豊かさは春のカンブリア大爆発を思わせる女性」もツボります。どんだけ美人でナイスバディなんだ!と。
ところがあれやこれやで肺助は命香先輩となんと結婚しちゃう事にー!?(16歳)
そして命香先輩のキャラクターもミステリアスでカッコいいんですが肺助くんの母さんの銭ゲバぶりが個人的に刺さりました…続きを読む - ★★★ Excellent!!!お人よし呪術師×美少女呪術師=混ぜるな危険⁉
男子高校生の主人公は、自分が呪術師の家系で育った呪術師だと分からないように過ごしてきた。しかし、ある男子生徒から、自分の恋が実るようにしてほしいという依頼を受ける。主人公は呪術を駆使して、その男子生徒の恋に手貸すことに。ところが、主人公の術式は破られてしまった。なんと、恋の相手だった美少女もまた、主人公と同じ呪術師だったのだ。しかもこの美少女は何事もなかったように主人公の家に「嫁」として居座り続けることに。しかもこの美少女呪術師が言うには、呪術に適した主人公の家が持つ土地を狙って、呪術師たちが主人公を呪っているらしい。
主人公は次々に襲い掛かる呪術師たちと戦い、刺客であったはずの美少女呪…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「この先、無事で済むはずがない」と確信させられる
本作は、軽いラブコメの雰囲気から物語が進むにつれ、静かに呪術ホラーに着地していく構成でしょうか。
派手な展開や即効性のカタルシスよりも、後からじわじわ効いてくるタイプの作品です。
主人公がいう禁歌(呪禁)とは、何かを「禁じる」ことで結果を歪めるもの。善意と介入の境界はどこにあるのか…
阿賀谷戸命香という“恐怖と魅力を併せ持つヒロイン”が、本作のトーンを一段階引き上げていく。論理と経験に裏打ちされた断罪であり
これもまた正論。
母・椎子は、現実の象徴。
「この先、どんな地獄が待っているのかを見届けたい」そう思わせる強度のある一作です。