最後まで見せ切る、“ざまぁ”復讐譚

処刑された悪役令嬢が、次に目を覚ましたのはダンジョン配信が当たり前になった世界――

本作は「悪役令嬢もの」の王道である理不尽な断罪から始まりつつ、そこに配信文化という現代的な要素を大胆に掛け合わせた復讐譚です。

しかも主人公は、ただ耐えるタイプではありません。
言動が終始ブレず、彼女は怒りも執念も隠さない。
読者側も迷わず、気持ちよく感情移入できるのが魅力。


全5話完結で読みやすく、爽快感と満足感をしっかり味わえる構成です。

読後に残るのは――
「いや、これは良いざまぁだった……」
その一言に尽きます。

その他のおすすめレビュー

晴久さんの他のおすすめレビュー735