呪いは本物か?現代オカルト事件の幕開け

序盤では、政財界のパーティー会場で起こる婚約破棄騒動が描かれます。
破棄理由は「呪われているから」という不可解なもの。

現代が舞台にもかかわらず、あまりにもオカルトめいた言い分で、最初はまるで怪談の導入のようです。
ですが、関係者の話を聞いていくうちに、どこか噛み合わない点や違和感が少しずつ浮かび上がってきて——

そんな事件に関わることになるのが、コミュ障でホラー好きな画家の主人公。
人付き合いは極端に苦手で行動もかなり変わっていますが、事件を見る目は冷静で、事実や違和感を優先して拾っていくタイプ。

強くて真っ直ぐな新米刑事の幼馴染との掛け合いも楽しく、そして主人公の飼い猫の存在がいい緩衝材なんです。

この白猫ちゃん、概要によると浄化ができるそうで、今後の活躍も楽しみです。

キャラも親しみやすいので、幅広い人が楽しめそうです。
もし迷っているなら、まず読んでみてほしい作品です。

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