とても優しい物語でした

タイトルの感じから、主婦あるある満載にしたコメディ寄りの作品だと思って読みました。

全然違いました。

パンデミックで家族を失い、ロボット犬とともに取り残された主婦のセンチメンタルな物語です。
「いつも通りの生活をしよう」という亡き旦那さんの言葉は、この壊れてしまった世界において、何気ない当たり前の生活が、いかに尊いものであるかを物語ります。
あらゆるものが失われ、もうあの頃の生活は二度と戻らない。
だからこそ、最後まで失ってはならないものがあり、それを教えてくれる作品でした。

いや、ロボット犬でよかった……。
これ、生身のワンちゃんだったら辛くて読めなかったよ……。

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