旅立つ戦友(とも)よ、君は確かにここにいた
- ★★★ Excellent!!!
決して顔も名前も知らない、でもその人柄は家族よりも知ってる。
むしろ、限られた情報しかわからないネットという関係性だからこそ、人柄が一番輝いていた――。
亡くなってしまった「戦友」の人柄の良さ、人徳の高さが感じられます。
ただの「ネッ友」であれば、ここまで彼の下に「戦友たち」が集うこともなかったでしょう。
家族ですら知らない、かけがえのない友人たち。
その一見すると奇妙に見える関係性は、もう現代ではそう不思議なつながりではない時代に来ています。
そういう意味では改めて思うと、この葬儀の知らせをメンバーに通達した妹さんがGJ過ぎる。
そして、「キンちゃん」の存在です。
彼の登場、そして彼の素性が語られた時、思わず涙し、亡くなった「戦友」がどれほど偉大であったかが改めて強く感じられました。
これは、彼らにとって大事な「戦友」が、リアルに死んだ話。
新しい時代の、新しい形の、もはやそう珍しいものでもないかもしれない、葬儀のお話です。
画面の向こうにいるあなたの友人は、あなたのために泣いてくれるでしょうか。
そんな彼らの事を思いながら、本作をお読みください。