ああ、このお話好きだなあ。
などと思わずニヤニヤが止まらなかったです。
ことの発端は聞き間違いでした。
なんでもゲリラ豪雨が来るとかで。
旦那が出張でいないので、息子と夕飯を済ませて寝かせて、
あとはたまにしかない自由時間を満喫したい主人公。
そんな時にゲリラ豪雨の注意報が出たのを、
息子が「ゴリラ!?」
と間違えたところから物語は始まる訳です。
そして息子は降ってくるであろうゴリラにお手紙と絵を描いて、
プレゼントにバナナを用意する。
かあいらしい風景ですが母親からすればどう見えるでしょうな。
増えるタスク。減っていく、貴重な自由時間。
しかし息子のすることですから、気の済むまでやらせるお母さん。
「ママ、ゴリラさんは今頃どのあたりにいるのかなあ」
「今頃アフリカを飛び立ったぐらいじゃない?」
「ええ!? 今晩中に間に合うかな!」
この会話がほんと好きでした。
ゴリラに会いたい息子ちゃんと、腹の底では早く自由時間を満喫したいお母さん。
サテサテ、ゴリラは来るのかしら……?
衝撃の展開は、ご自身の目でご確認ください。
いやあ、好きでしたこの話。
ご一読を。
タイトルの吸引力がすごいです。
見た瞬間、頭の中にDKなモンキーのラップが流れてきましたからね。
それにしても何でしょう、このゴリラというものが人を引き付ける謎の魅力は。
一種の反則的なパワーワードのようにも感じます。
これが「野生の力(ナチュラルパワー)」か……。
そんなゴリラが、降ってくるのです。
何で、どうしてとかいう理屈はもうこの際どうだっていいのです。
そういうものはゴリラパワーの力押しで捻じ伏せてしまえと言わんばかりにゴリラのエントリーです。
ゴリラの前では些細なことなどどうでもよくなってしまうのです。
さあ、あなたも己の野生を開放して、闇夜に向かって吼えてドラミングをしましょう。
きっと、近所迷惑だと怒られます。