ペンは剣よりも強し 剣はペンへともどります

清廉潔白を是とする家に生まれた主人公

戦争の道具として使われた黒から作られた最凶兵器、DOLLの少女引き取る所から世界は動き出します

感情を剥奪された存在の筈ですが、お嬢様との触れ合いで少しだけですが徐々に人間味を増していきます

作品全体が非常にロジカルで、
国という大きな復讐すべき相手に黒の少女の持つ圧倒的な力を以て立ち向かうのではなく
言葉の力で世界に委ねるという選択には唸りました

人形が人間に戻っていく様子も作品全体で少しずつ描写されているので、最後の笑みのカタルシスも良いです

面白かったです

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