死者の尊厳を賭けた葬儀劇──静かな怒りが胸を刺す

婚礼を目前に死んだ令嬢と
その親友にして辺境伯妹エリシュカ

静かな葬儀のはずが──

父の傲慢と隠された指輪を巡って
愛と名誉と〝分別〟を賭けた
密やかな戦いへと変わっていく

血なまぐさい事件物ではなく
ことばと視線で
人の尊厳を守ろうとする物語

吸血鬼の呪いに縛られた国で
〝死後の扱い〟さえ
政治と信仰の問題となる世界観が圧巻!

耽美で苦く
遅れてやって来る痛みと優しさが
じわじわ胸を締め付ける傑作です。

静かな怒りの
ゴシックホラーファンタジー

その他のおすすめレビュー

佐倉井 鱓さんの他のおすすめレビュー193