古いエレベーターから世界を巡る──少女の時空ファンタジー

古びたエレベーターの扉を開けるたび

砂漠
沈みゆく海の都市
時の止まった森へと放り出される──

帰宅途中のごく普通の女子高生・小春が
銀髪の少年アルトや
世界を見守る守護者たちと出会い

〝帰りたい〟と
〝救いたい〟のあいだで揺れながら
自分だけの答えを探していく物語

景色の描写が美しく
戦いの痛みさえ
静かな祈りに溶けていくような
余韻の残るファンタジーです

優しい会話とささやかなユーモアが
シリアスな局面にも温度を与えてくれます

ちなみに、私の地元では
今川焼きを〝あじまん〟と呼びます笑

そんな日常からの異世界へ
旅立たれてみてはいかがでしょうか──

その他のおすすめレビュー

佐倉井 鱓さんの他のおすすめレビュー193