友人の死を配信してバズってしまうという残酷な成功体験が倫理崩壊へ導く

無法地帯のダンジョン内で、親友ルーシーの死を配信したことによって大バズリする主人公アリサ。

彼女はルーシーの願い「私が死ぬところを配信して」を聞いただけだったが、そのバズり方を見て視聴者が何を望んでいるかを知る。

ルーシーの残した数々の言葉に従い、アリサは凄惨な事故や事件ばかりを追い求めるようになり、注目を集めるために倫理の境界を越えていく……。

この「バズりの代償」というテーマは、現代のSNS社会や配信文化を鋭く風刺していているが、この作品の魅力はそれだけではない。

アリサは危険な「撮れ高」を追求するために自分も強くなければ、と探索者として特訓を開始する。もちろんその特訓の様子も配信する。

自分自身が傷つきながらも、配信としての映え方を気にするアリサ。
彼女が進む道の先にあるものは――。

オススメです!

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