たとえ自分の命を縮めることになったとしても、真相を知りたかった

中学時代の同級生の男女二人が十数年ぶりに主人公の前に現れる。
彼らが持ち込んだ案件は「タイムリープ」。

主人公の属する時行監理局では、精神だけを過去の人物に送るという手法が可能。
男女二人は、中学生時代に医療事故でなくなった少年の体に精神を移すという依頼を主人公に出すが、その目的は――。


登場人物の複雑な背景や心情の変化、緊張する展開など読みどころがたくさんあって、とても一万字以下とはとても思えない。
タイムリープものは複雑な設定になりがちだが、この作品は一本の筋がきちんと通っているため、スルスルと一気に読んでしまうこと間違いなし!
オススメです。

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