概要
テレパシーでしりとりを始める彼は誰?
見た目だけは普通の少年セータは
ちょっと前からある事に悩んでいた
それは彼とのしりとりだ。
※しりとりをテーマにしたコンテストに参加させて頂きました。
ちょっと前からある事に悩んでいた
それは彼とのしりとりだ。
※しりとりをテーマにしたコンテストに参加させて頂きました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一度も見たことのない独特な文体。不思議な世界観で描かれる「しりとり」。
本作はとにかく文体が異色です。句点の数が極端に少なく、本当に詩みたいな小説です。その文体も相まって、個人的にはかなり難解な部類に入る気がします。
登場するのはセータと呼ばれる人物、記憶障害を持つ母、テレパシーを伝える“彼”、クラスメイトのカツキ、習字教室のかやさんなどなど。様々な人物の想いが交錯し、物語を創りあげていきます。
話の核となるのは謎の“彼”から届く声。“彼”はテレパシーを用いて「しりとりをしよう」と話しかけてきます。「ぼく」がしりとりに応じると、しりとり中で登場した物が周囲から続々と消滅していき、その恐怖が描かれます。
また、記憶障害の母は息子のことを頻繁に忘れてし…続きを読む