旅する長命エルフの孤独と人生訓

主人公のエルフ、アルトゥスはエルフ。永遠とも思える長い時を旅する彼。
彼は戦うこともなく、その国で何を作るべきなのか、作りすぎたらどうなるのかを考え、たんたんと語る。
人に伝える。
その合間に──長い生を生きる者の孤独がひっそりと語られます。
「賢者」と呼ばれる彼のたんたんとした姿勢。
その姿勢に人間である読者の私たちも学べるところがあるような気がします。

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