便利さを目指したはずなのに……

羊皮紙の不便なギルドカードが、マナを利用した最新式「マナカード」に刷新されることで巻き起こる混乱を描いた物語です。

マナカードは便利であるはずなのに、声紋認証や課金、不具合によって人々を振り回し、かえって混乱を生む存在として描かれます。
その中で、誰もが少しずつ時代に置いていかれ、戸惑いながらも生きている様子が印象的でした。
笑えるのに、読後には妙な現実味が残る、味わい深い一作です。

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