終末世界の人間模様
- ★★★ Excellent!!!
突如として人々の前に現れた「理想の世界へ誘うウィンドウ」によって、社会は崩壊寸前となります。多くの人がウィンドウの中へ消えていく中、主人公・湊は現実に踏みとどまり、同じ選択をした子供たちや仲間と出会いながら、日本各地を巡る旅に出ます。
終末世界を描きながらも、絶望一辺倒ではなく、人と人との距離や温度を丁寧にすくい上げている点が印象的でした。
恐怖や絶望よりも、孤独や寂しさ、そしてそれを埋めようとする行動が丁寧に描かれており、共感しやすい物語だと思います。
ぜひ一読を。