物語の中心にあるのは、喪失。

17話まで読ませていただきました。

物語の中心にあるのは、喪失。
その喪失を抱えたまま、それでも前に進もうとする人の姿が丁寧な描写で描かれており、
感情の動きが自然に伝わってきます。
また、悲しみや迷いは声高に語られません。
それでも、行動や言葉の端々から確かに伝わってきて、読んでいるうちにこちらの感情もそっと重なっていきます。
情景の積み重ねによって形作られた世界観は、気づけばその空気の中に立っているような感覚になります。
感情を大切にしたファンタジーが好きな方に、ぜひおすすめしたい一作。

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