キスすると爆発!? 救世の乙女は誰と恋をする?


女神によって示された神託。

〝救世の乙女ウメボシアが男に恋をする事によってのみ、世界の滅びは回避できる〟

世界の命運はひとりの少女に託される。

しかし肝心のタクアンヌ(ヒロイン)は、恋にはほど遠いニュータイプの豪快なヒロイン。男なんかに頼らない! 私は私の為に生きる! みたいな自立型のため、王子だけでなく、彼女のことを気になっているだろう他ふたりとの距離も縮まず。

なんならライス王子が近づけば近づくほど、どんどん遠ざかっていく状態。いつの間にか、最初は「絶対に好きになることはない」と思っていた王子の方が、追いかける側になっている逆転図が面白く、タクアンヌ……と読んでいる方も頭を抱えたくなるほどです(笑)

はたしてタイトルどおりに、3人の王子はタクアンヌに振り向いてもらえるのか。
タクアンヌは3人の求愛に気付けるのか。

そして世界はちゃんと救われるのか。

コメディ要素強めでありながら、ちょっぴり切なくもあり、新しいヒロインのカタチが楽しい作品です。女性向けではありますが、誰が読んでもくすりと笑える良作だと思います!

オススメなのでぜひせひ♪

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