お疲れ気味の社会人・綾斗と、隣に越してきたイケメン大学生・春也。
「朝ごはんを一緒に」というささやかだけどちょっと意外性のある習慣から始まる関係を、とてもていねいに紡いだ作品です。
特筆すべきは、作者さまの登場人物や関係性に注がれる優しいまなざしです。
誰かのために何かをするというのは、必ずしもきれいごとで済まない場合もある。善意がすれ違ったり、想いが絡まって苦しくなったり、時にはよくない方向に暴走することだってある。それでも、そんな不器用さをも肯定しながら、誰かと生きていくのも悪くないんじゃないかという温かさを、この物語はそっとわたしたちに差し出してくれています。
そして、ご飯シーンの美味しそうな小説に外れはありません。
読後に残るのは、春の日の桜越しに見る柔らかな光のような余韻でした。
ぜひ、このふたりの恋の行方を追いかけてみてください。穏やかなのに、たしかに胸の奥を温めてくれる作品です。
今日が最終話のUP日で、先ほど最終話を読み終えました!
リアルタイム追っかけ勢(そんな単語あるのか?)だったのですが、
特に43話!!!
「うおおおおっ。これ、ど、どうなっちゃうんだ」と衝撃の展開に声が出ました。
そこに至るまでに主人公の過去の悩みや傷、それらを癒やした瑞々しい夏の日の出会いが丁寧に語られていたので、すごい没入しちゃって。
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・主役二人以外の人々も魅力的!
・同じ人を別の角度でもう一度好きになる経緯が素敵
・名台詞たくさん
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言いたいことは色々ありますが、
紆余曲折を経ての素晴らしいハピエン👐
ぜひ、他の読者さんにも同じ体験をしてほしいです。
あ、飯テロあります。
橘 綾斗は、十年前のある夏の日の出来事を時折思い出す。それは夢という曖昧な場所だったり、彼の中の思い出の記憶だったり。
『ハルにあいたい』
その強い"思い"だけは確かで。
いつまでも綾斗の中で消えずにいた。
社会人として働く日々、そんな中、隣の部屋にひとりの青年が引っ越してきて―――。
胸を締め付けられるような『心の叫び』、逃げ出したくなるような『強い感情』、そしてあたたかい『ひだまり』を感じる文章がたまらなく好きです。綾斗と春也。思い出の中の少年、ハル。この出会いは偶然か、それとも?
ひょんなことから『朝ごはんフレンド』となったふたり。一緒に朝ごはんを食べるだけの関係が、どう変化していくのか楽しみです♪
綾斗は気付いてなさそうですが、おそらく……そういうことなのだと、察して拝読させていただいております。先の展開がめちゃくちゃ気になるBL作品に出会ってしまいました。
年下×年上が好きな方はぜひ!!
子供のころ心無い女子に言われた、「外見はいいけどしゃべるとつまらない」という言葉に、今も自己肯定感を下げられている美形で華奢な青年、綾斗。
ぐいぐい来るくせに裏切りを働いた元カレとの別れ以来、仕事一筋で過ごしていた綾斗の隣室に、七歳年下の大学生・春也が引っ越してくるところから、物語は動き始める――
文学青年っぽい繊細な雰囲気の綾斗の内面が、ありありと伝わってきます。
少年時代に自分が同性に恋をしていると知ったときの衝撃や、
まじめな恋人を探したくても肉体だけの関係を求められてしまうゲイの世界が、とてもリアルに感じます。
BLというファンタジーではなく、現実的な男同士の恋を描いていると感じる本作、こまやかで文学的な描写に心惹かれます。
繊細な緻密なラブストーリー、ぜひのぞいてみてください。