まけんの窓口 ～こちら異星迷宮処理機関魔剣課です。事件ですか？魔剣ですか？～

空から落ちてきた流れ星がモンスターになり、身を守る為にダンジョンを生成する。
そんな世界で生きる僕、群星昴は自身の身の上から、モンスター倒すのではなく救う為に『異星迷宮処理機関』に所属した。
中でも魔剣課が扱う『封剣術』はモンスターの暴走を止め、『魔剣』へと変化させる力だ。僕は幼い時にとある男からそれを学び、その力をどう使うか考えていた。
人を助けたい。でもモンスターを殺したくない。
何故なら、僕には少しだがモンスターの血が流れていたからだ。
「ベル、いくよ」
「だりぃ」
相棒である魔剣、ベルフェゴールは舌打ちしながらも重い腰を上げてくれる。
今日も今日とて僕達はダンジョンへと潜るのだった。