このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(27文字)
第30話「敵襲の軍隊アリ」は、緊迫の報告から始まるはずが、主人公だけが“歓喜”するという強烈なズレが物語を一気に面白くする回。周囲が恐怖に震える中、アーミーアント本隊との遭遇に大興奮する主人公の異常なテンションが、世界観のリアルさとゲーム知識のギャップを鮮やかに浮かび上がらせる。近衛騎士の剣が向けられるほどの緊迫感と、主人公の「なんたる幸運!」の落差がクセになる。ゲーム知識ゆえの“喜び”が、現実世界では“狂気”として映る構図が非常に巧みで、読者を一気に引き込むエピソード。
続きを期待しています!
異世界に転生したものの、ガワはかませな三流魔術師の悪役。ぱっと見は見事なハズレ枠だが、その世界が自分の好きなゲームで、しかもまだ見ぬ続編となればワクワクするのも無理はないわけで。そのワクワク感が伝播して、きっと読者はみな前向きで素直になった元悪役・エドワードと一緒にワクワクさせられるはず。そして、個人的には3Dモデリングもかじっているので影魔法の特性にも興味が湧きました。これからの展開が楽しみな物語です。