読んで良かった。危うく人生の損失を生むところでした。

物語の始まり。
ボールに目線を奪われていると見える少女の顔。

このシーンを見た瞬間に、私は作者の掌の上で転がされる事を受け入れました。
それほどまでに目を奪われる導入。

そしてそこからは、作者様の色とも言える、圧倒的な描写。主人公を中心とした、繊細な世界観の展開が、素敵な読書体験をもたらしてくれます。

中盤からの畳み掛けは圧巻で、とても静かな物語を読んでいるはずなのに、ゾワゾワとした鳥肌が立ちました。

主人公の周りにある小さな世界の魅力を、その人生の尊さを、極限までに昇華させた、とてつもない魅力を持った作品。

欠点がないな…
本当におすすめです。

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