独特な世界観で送る、少年二人の旅

数ある異世界転生モノの中でもかなりの異色作であると思う。荒々しく野生的な印象のある他の異世界に比べると、穏やかというか機械的で神秘的、でも、その静寂が恐ろしく不気味なのだ。謎の牢屋から始まり、綺羅びやかでありながら生の気配のない宮殿、異常な速さで成長する森、ディストピアを思わせる奇妙な自然都市など、常時警戒感を感じさせてくる。そんな中でも、幼子に転生(?)した主人公は自分を助けてくれた不思議な力を持つ謎の子供を引っ張って旅を続けていく姿は、健気なお兄ちゃんとでも評するべきだろう。変わっているが、とても面白い。読めば、続きがどんどん気になる。

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