互いに伸ばすも掴まれぬ手

見ず知らずの環境に記憶よりもずっと若い姿で転生した主人公が、自らを遮る全てから脱出しようとする異世界ファンタジー作品です。

主人公はほとんどの記憶を失ったまま、継ぎ目すらない檻へと閉じ込められた少年。

環境から自力で抜け出す力などなく、待っているのは衰弱による緩やかな死だけでした。

けれど主人公は、不意に同年代の美しい少年と出会います。

遠慮がちで言葉足らず、しかし主人公のことを思った行動を取っている。

そんな少年との出会いによって、主人公は檻からの脱出に成功します。

世界の知識がまるでない状態から、果たして主人公は生き延びることができるのか。

ぜひ読んでみてください。

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