愛犬を亡くした女子高生リンが、VRMMOの世界で定番のフェンリルみたいな召喚獣を引き当てる展開を想像していましたが、良い意味で裏切られました。
モフモフ感ゼロの茶白装甲メカわんこというか、ガチのロボを引き当てる時点でもう面白い。しかも中身はどこか元の愛犬を思わせる気配があって、メカと生身の挙動のギャップが秀逸です。
物理無効のカッチカチな装甲に身を包んだ相棒が、魔法が飛び交うはずのファンタジー世界を質量と硬度でねじ伏せていく爽快感が痛快で、主人公のLUK極振りが噛み合うほど無自覚な最強っぷりに笑わされました。
はーちゃん合流で会話の回転も上がり、ツッコミが追いつかない二人と一匹の冒険はずっと楽しいのに、ふとした瞬間に絆の温度が胸に残り続ける不思議な作品。
VRMMOの皮を被った、笑って泣ける、そして熱いバトルの相棒譚。
感情のジェットコースターに乗りたい人におすすめです。