概要
死者の最後の三十秒に、犯人は映らない
死者の脳から、最後の三十秒の視界を取り出す技術がある。映像は証拠として法廷に立つ。
貸金業者の須賀沼敬一は、自分の事務所の裏の袋小路で撲殺された。再生された三十秒に、加害者は映っていない。出入口は一箇所。逃げれば必ず映る。
だが検察は、その空白を有罪の根拠に使った。映らなかったのは、死角にいたからだと。
元技師の冬坂慧は、弁護側の鑑定人として映像を読む。読みながら、三年前に自分が読み違えた別の三十秒を思い出していく。
貸金業者の須賀沼敬一は、自分の事務所の裏の袋小路で撲殺された。再生された三十秒に、加害者は映っていない。出入口は一箇所。逃げれば必ず映る。
だが検察は、その空白を有罪の根拠に使った。映らなかったのは、死角にいたからだと。
元技師の冬坂慧は、弁護側の鑑定人として映像を読む。読みながら、三年前に自分が読み違えた別の三十秒を思い出していく。
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