聖女アリアドネは『ウソ発見』のスキルの持ち主。しかし、あまりにも率直すぎる性格が災いし、処刑されようとしていました。
そんな絶体絶命の彼女を救ったのは、契約精霊エルフィーノ。大魔術によってアリアドネを現代日本・鎌倉へ送り出し、危機を回避します。
鎌倉で探偵に保護されたアリアドネは、『ウソ発見』のスキルを活かして探偵業を手伝うことになり――。
本作は、異世界ファンタジー要素を取り入れたミステリー作品です。
現代日本で起こる事件を、異世界由来のスキルを手がかりに解決していくという設定がとても興味深く、引き込まれました。
ミステリーとしての面白さはもちろんですが、アリアドネの成長もしっかり描かれていて、そこにも大きな読みごたえを感じます。事件に向き合うなかで、もとの世界で処刑されかける原因にもなった率直すぎる性格が、少しずつ柔軟になっていき――そんな姿を見るたびに、「アリアドネ、大人になったね!」と、ほっこりした気持ちになりました(●´ω`●)
また、エルフィーノをはじめ、アリアドネを取り巻くキャラクターたちも個性豊か。とくに探偵助手ポジションの海人はリアクションが大きく、読んでいて思わず笑ってしまいました♪
最後になりましたが、本作は改稿版でありながら、改稿前のラストのその先を描いた「第二部第一章」も読めます。
こちらも面白い内容なので、改稿前だけ読んだという方にもおすすめです☆
異世界のタナタラン王国で「ウソ発見」スキルを持つ聖女アリドアネは窮地に陥った。
彼女と契約している精霊エルフィーノの力でこちらの世界にやってくる。
見知らぬ世界で彼女は探偵の月皓と助手の海人に拾われた。
会う人会う人の「ウソ」を指摘していくアリドアネは当初厄介者扱いされるが、ある事件をきっかけに「ウソ発見」スキルを活かして月皓と海人の役に立つことに。
聖女アリドアネと精霊皇子エルフィーノのコンビは、この世界でなにを得るのか。
最初の事件は資産家の闇に迫ります。
エンタメミステリーとして「謎はシンプルに」「展開は劇的に」を忠実に体現しています。
〝知的なエンターテインメント〟を求めている方にオススメです。
何気なく読み始めたら、あれよあれよと言う間に、最後まで読んでしまいます。
第一部完となった、今こそ、一気読みをおススメいたします。
おもしろいです!
異世界の聖女さまが現代に転移して、
探偵事務所に舞い込んだ難事件の解決にウソが分かるスキルを活かします。
ミステリ―そのものも、一筋縄ではいかないおもしろさがあるうえに、
何しろ、聖女さまであるアリアドネがかわいすぎる!
それから、精霊王のエルフィーノもいい。
二人のかけあいがとってもいいの。
キャラが生き生きとしていて、引き込まれてしまいます。
これ、第一部完で、絶対に第二部、第三部があるなって、期待したくなる物語。
アリアドネとエルフィーノの関係も、ものすごく気になる。
第二部も楽しみにしております。
あ!
わたしの推しは海人です。
それから、鎌倉が舞台っていうのも、すごく好きです。
続きもよろしくお願いします!!
主人公アリアドネは、聖女。
スキルは「嘘がわかる」というもの。
彼女は、タナタラン王国で暮らしていたのですが、貴族たちの陰謀により処刑されることに。
……そりゃそうですよね、嘘がわかっちゃうんですから^^;
「あいつ、こう言ってますけど、実はね……」みたいに言われたらたまらんですよ。
そんな彼女の危機を救ったのは、契約をしている精霊エルフィーノ。
彼は精霊の皇子であり、大魔術が使えるわけです。
エルフィーノによってアリアドネは、異世界に飛ばされ、難を逃れるのですが……。
彼女にとっての異世界とは、現代日本の鎌倉のことでした。
そこで探偵事務所を経営する月皓と、その助手の海人に救われます。
そして探偵事務所に舞い込んでくる難問題を、「嘘がわかる」スキルを駆使して解決する。
そんなお話なのですが……。
見どころは、アリアドネとエルフィーノの心理描写ですかね。
というか、セリフ回しです。
うまい。
キャラクターにぴたりと当てはまるんですよね。まるでドラマのワンシーンをみているようです。
このふたり、私の勝手なイメージですが、雨が似合いますね。というか、水が似合う。
だからこそ、鎌倉の海岸風景がぴったり合う!
初見の方も、二度目の方も。
ぜひぜひ、ご堪能ください!
この作品は以前公開されていた同内容のものをブラッシュアップした改稿版です。
同じ作品を何度も読みたくない? そう思われる方もいるでしょう。
ただ、二度目を読んでいる私から言わせると……それでなくても面白かった本作がより極上の作品になっていて何度読んでも飽きが来ない。ですね!
タナタラン王国の聖女アリドアネは、人の嘘を見破るスキルを持っています。
貴族の策略により火刑に処されるのですが、それを救ったのが彼女と契約している精霊の皇子エルフィーノ。アリドアネは時空を超えて現代日本・鎌倉に飛ばされてきます。
鎌倉の海岸に倒れていた彼女を救ったのは貧乏探偵月皓とそこのバイト海人。
色々問題は山積みだったが、アリドアネは彼らと暮らしを共にし探偵事務所の仕事を手伝うようになる……。
というストーリーです。
元から面白かったんです。凄く面白かったんです。
ただね、改稿版は心理描写がとにかく極上なんですよ。愛を認めない、その感情から逃げようとするアリドアネの葛藤や、深い愛を表に出さないエルフィーノの葛藤。その二人の描写が極上過ぎてまるで詩を読んでいるかのようです。
ミステリーとしても面白く、鎌倉の富豪治承家を巡る謎は、とても練られていて読み手の好奇心を煽って来ます。
ほんと、何度読んでも面白い。前回と違う場面で、「こんなに素晴らしくなっている!」と発見するのもまた楽しい。
もちろんこのバージョンを初見で読んだらもっと感動すると思います。初稿の粗みたいなものが完全に姿を消していますからね。
エルフィーノの人類からは信じられないような美貌、アリドアネのアイドル並みの美貌、この作品はコミカライズ映えもすると思います。個人的にコミカライズやアニメで観てみたいです。
とにかくオススメです。凄まじい筆力をお持ちの作者・雨杜和様の作品ですので、サクサクと読み進められると思います!