概要
プリズンとプリズナー、外界との境目はどこに?
本作は、カクヨムユーザーである祐里さんの企画、「酔っぱいよ物語を書け! 2026」の参加作品です。酔っぱらってる間しか書けないので、どうしても掌編になりますね。プロットなしの一発書き。完全非AIですので、誤字脱字はあるかも知れません。
わたくしが住む東京都府中市には、日本最大の「府中刑務所」があります(作中では「付中刑務所」に)。B級(犯罪性向の進んだ累犯者。暴力団関係者多し)を中心としており、重罪を犯した収監者が大半を占めています。
が、わたくしを含め、市民は「前からずーっとそこにあった綺麗な壁の建物」くらいの認識しかありませんし、別段収監者や訪問者が悪さするわけでもありませんし、却って刑務所周辺は落ち着いているくらいで、高さ5.5mの白い壁に沿って、広い道路と瀟洒な一戸建てが並
わたくしが住む東京都府中市には、日本最大の「府中刑務所」があります(作中では「付中刑務所」に)。B級(犯罪性向の進んだ累犯者。暴力団関係者多し)を中心としており、重罪を犯した収監者が大半を占めています。
が、わたくしを含め、市民は「前からずーっとそこにあった綺麗な壁の建物」くらいの認識しかありませんし、別段収監者や訪問者が悪さするわけでもありませんし、却って刑務所周辺は落ち着いているくらいで、高さ5.5mの白い壁に沿って、広い道路と瀟洒な一戸建てが並
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!学習してきたはずなのに。「壁の中」の知られざる事情について
主人公が足元をすくわれて「ヒヤ」っとする。そんな感じが強烈な余韻を残してくれます。
主人公は「人権」について学ぶため、刑務所の中を見学しにいく。
その帰りに食堂に寄り、どことなくその場所が「出所者が最初に食べるシャバの味」の現場なのだということを知る。
その辺りから、どんどん主人公が浮足立つように。
彼は人権について学んでいる。言って見れば「塀の中の事情」という「一般人が知らない領域」について理解を深めに行っているはず。
でも、大丈夫なのだろうかと、彼の脇の甘さがどんどん露呈していくことに。
自分が見てきたものを「知識」として得意そうに話す。それと同時に、周囲で聞かされ…続きを読む