概要
かくなけれ 叶わずんば せめてもと 針を止めても 時は止まらず
患者遺族です。検査入院中にリルテックを処方されていたので告知前に病名はわかっていました。本人はwith Dementia(認知症を伴う)状態だったので病気の自覚はなく、むしろ脊髄穿刺検査のせい、つまり医療事故で自分はおかしくなったと信じていました。
確定診断からだいたい三年くらいで呼吸筋が動かなくなり死に至る病気で、告知された頃はまだ元気でした。その元気が日に日に失われてゆくことに、我々家族は圧倒的に無力でした。
確定診断からだいたい三年くらいで呼吸筋が動かなくなり死に至る病気で、告知された頃はまだ元気でした。その元気が日に日に失われてゆくことに、我々家族は圧倒的に無力でした。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!それでも流れ続ける時を見つめる視線が胸に迫る
「その病名」を突きつけられた日から、少しずつ失われていく身体機能と、それでも流れ続ける時を見つめる視線が胸に迫る連作。
「時は止まらず」「越すに越されぬ富士のいただき」といった表現が、病と向き合う長い道のりを象徴的に描き出しています。
病識の揺れ、呼吸苦、未来世への祈りまで、絶望だけでは終わらない心の軌跡が一首一首に積み重なり「生きること」の重さを問いかけられているような気持ちになりました。
苦しみを歌へ昇華した切実で力のある作品です。
いろんな方に読んでいただきたい。
賞とか、そういうことは関係なく。
【レビューコンテスト応募】させてください。このレビューが多くの方の目に留ま…続きを読む