概要
花は、贈りたいときに、贈りたいだけでいい。
大学一年生の咲(さき)がアルバイトしているのは、歓楽街の片隅で夕方から深夜に営業する『夜の花屋』。
そこで働くのは、咲の“普通”が通用しない、謎多き店員・蒼(あお)。
昇格祝いのスタンド花。
“ママ”の誕生日に贈る花。
報われなくても贈る花。
夜の街には、様々な想いを託した花が行き交う。
「愛情は受け取り、返すべき」と考える咲と、
その価値観を揺らしていく蒼。
咲は、蒼とともに、夜の街で行き交う様々な想いと花に触れながら、『贈ること』『受け取ること』を学んでいく。
読めばきっと、あなたは、
大切な人に花を贈りたくなる。
そこで働くのは、咲の“普通”が通用しない、謎多き店員・蒼(あお)。
昇格祝いのスタンド花。
“ママ”の誕生日に贈る花。
報われなくても贈る花。
夜の街には、様々な想いを託した花が行き交う。
「愛情は受け取り、返すべき」と考える咲と、
その価値観を揺らしていく蒼。
咲は、蒼とともに、夜の街で行き交う様々な想いと花に触れながら、『贈ること』『受け取ること』を学んでいく。
読めばきっと、あなたは、
大切な人に花を贈りたくなる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夜の花屋に咲く、それぞれの想い
繊細な描写が胸に響く珠玉の恋愛・ヒューマンドラマで、とても読み応えのある作品でした。
「贈られたら、返すべき」という価値観の元、少し息苦しさを感じながら生きている主人公、咲が“夜の花屋”というある種、特殊なお店でアルバイトをすることから物語は始まります。
様々な事情を持った客や、ミステリアスな店員、蒼と関わる事により、咲は少しずつ変わっていきます。
そしてそれは一緒に働く蒼にも波及していくのでした。
作者さんは心の機微や感情の揺れ動きを描くのが非常に上手いです。
文章自体は決して大仰でも装飾過多でもありません。
言葉の取捨選択が抜群なんだと思います。
読後には余韻が静かに、でもしっか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!受け取り方は、自由
歓楽街の片隅、夕方から深夜だけ開く『夜の花屋』。ママへの花、拒まれても届く花、見栄を張り合うスタンド花――最初、主人公の咲には、その全部が“よくわからない”ものに見えています。
咲は、真っ直ぐに育った子です。「もらったら、ちゃんと返さなきゃ」。その律儀さが、実は少しずつ、自分の首を絞めている。
この物語は、花を「贈る」話であると同時に、それ以上に、「受け取る」話です。拒まれても贈りたい人がいて、うまく受け取れずに苦しむ人がいる。咲は、夜の街を行き交う花を見ながら、少しずつ、受け取り方を――人の想いとの距離の取り方を、学んでいきます。
夜の街を、見下ろしも、美化もしない。ただ、そこで交わ…続きを読む