概要
怖く直した怪談が、翌日、投稿者の身に起きる。
ローカルWebメディアの夏企画として、編集者の瀬尾ユウは「西武新宿線沿いの怪談投稿フォーム」を公開した。新井薬師前、沼袋、野方、都立家政、鷺ノ宮。
届く投稿はどれも弱い。夜道で足音がした。踏切の向こうに人影が見えた。
読者に届く文章にするため、瀬尾は投稿を少しだけ怖く直す。母の傘を足し、存在しない弟を書き加え、恋人の記憶を捏造する。
ところが、修正した内容が翌日から投稿者本人の現実で起き始めた。記事を削除すれば止まるはずだった。だが削除ボタンを押すたび、怪談に使われた人間の一部が現実からも消えていく。
やがて瀬尾は気づく。投稿者たちは怪談を書いているのではない。
編集者が怖く直し、読者がもっと怖くしろと求めるたびに、誰かの人生が怪談へ書き換えられている。
登場人物紹介
瀬尾ユウ(29)
ロ
届く投稿はどれも弱い。夜道で足音がした。踏切の向こうに人影が見えた。
読者に届く文章にするため、瀬尾は投稿を少しだけ怖く直す。母の傘を足し、存在しない弟を書き加え、恋人の記憶を捏造する。
ところが、修正した内容が翌日から投稿者本人の現実で起き始めた。記事を削除すれば止まるはずだった。だが削除ボタンを押すたび、怪談に使われた人間の一部が現実からも消えていく。
やがて瀬尾は気づく。投稿者たちは怪談を書いているのではない。
編集者が怖く直し、読者がもっと怖くしろと求めるたびに、誰かの人生が怪談へ書き換えられている。
登場人物紹介
瀬尾ユウ(29)
ロ
ありがとナス
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